はじめに
皆さん,勉強に対してこんな問題を抱えていませんか?
- やる気が出ない
- モチベーションが続かない
- 結果が出ない
受験生であればもちろん志望校に合格したいですし,社会人であっても資格取得やキャリアアップを目指して勉強している人が多いと思います.しかし,勉強は多くの人にとってつらいものです.勉強がつらいがゆえに,長続きしなかったり,勉強の質が悪くて全然結果につながらないといった事態に陥ってしまいます.
【勉強麻薬】では,スマホ依存やギャンブル依存などの依存症に陥るメカニズムを勉強に適用し,無限に勉強をしてしまう勉強依存になるための方法が書かれています.ほかの依存症と異なり,依存することによるデメリットが,せいぜい周りの人から心配されるだけで,自分自身にとってはメリットしかないのが勉強依存です.
【勉強麻薬】を読んで,今までのきつくてつらい勉強から解放され,やめられない,楽しくて気持ちいい勉強をしましょう!
勉強麻薬について
著者
【勉強麻薬】の著者は,海外塾講師ヒラさんです.海外在住の現役塾講師で,Youtubeで小中高生向けに勉強法を解説した動画をメインにアップロードしています.塾講師になり生徒を指導する中で自身の勉強法を編み出し,生徒の成績・偏差値を爆発的に上げた実力を有しています.
内容
【勉強麻薬】は全8章あり,内容は以下の通りです.
1~5章:勉強麻薬の4大成分
第1~5章では,勉強依存になるために必要な4つの成分について解説されています.
勉強依存になるためには,この4つの成分をすべて満たす必要があります.詳細に関しましては,実際に購入してお読みください.
6章:勉強麻薬を利用した勉強法
第6章では,勉強麻薬の4大成分を最大限に利用した勉強法について書かれています.
その方法とは,進捗記録勉強法です.ゴールをあらかじめ設定し,そのゴールに対して自分の現在地がどこにあるのかを明確にしながら行う勉強法で,とても理にかなった方法だと思います.進捗記録のフォーマットデータが,奥付(本の一番最後のページ)に載っているので,すぐにでも実践できます.
7章:依存を深める心理テクニック
第7章では,勉強への依存を深めるための心理テクニックが6つ記載されています.どれも実用的なテクニックなのですが,ここでは私が最も参考になったものを一つご紹介します.
・振れ幅の法則
利益と損失の振れ幅が大きいほど,人の行動力は上がるというものです.筋トレを例に説明します.
筋トレをする理由として,ムキムキになりたい(利益),体を引き締めたい(利益),太りたくない(損失),病気になりたくない(損失)などが挙げられます.
このことからわかるように,人は利益を追求するか,損失を避けることを目的として行動します.そして,その利益と損失の差が大きいほど,人が行動する確率は上がります.
ジムのトレーナーから,「体を引き締められますよ」とだけ言われるよりも,「体を引き締められるうえに病気にもかかりにくくなりますよ」といわれる方がジムに入りたくなると思います.
これを勉強にも応用し,自分がなりたい将来を目指すだけでなく,自分がなりたくない将来を避けることを目的とすることで,勉強に対するモチベーションがもっと上がります.
8章:具体的な勉強法
第8章では,著者であるヒラさんが今までに指導してきた生徒の中でも,圧倒的に結果を出してきた勉強ジャンキーたちの勉強法が7つ書かれています.
勉強ジャンキーといわれるだけあって,勉強が苦手な人からすると,とてもまともとは思えない勉強法ですが,圧倒的に結果を出すためにはこのくらいはしないといけないということです.
ここでも,私が特に感銘を受けた勉強法を一つご紹介します
・撮影勉強法
撮影勉強法は,スマホで自分が勉強している姿を撮影しながら行う勉強法です.スマホで自分を撮影することで,誰かに見られている感を出すことができ,緊張感が生まれるため勉強に集中できます.また,勉強の最大の敵である「スマホ」を制限できるので,途中でスマホをいじってしまうこともなくなります.
撮影方法は,タイムラプスにするとよいです.数時間の勉強を数十秒に圧縮でき,自分の勉強した軌跡が確認できるので,凄まじい達成感に見舞われます.
まとめ
【勉強麻薬】は,勉強がうまくいかない人にはぜひ読んでほしい一冊です.勉強で結果を出したいという情熱がある人であれば,必ず助けになります.【勉強麻薬】を読んで,圧倒的に結果を出せる人材に成長していきましょう!
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